ふるさと納税は節税対策の一つとお話ししましたが、さらにiDeCoやNISAも節税効果があります。
それぞれ目的や内容が違いますので簡単に説明します。
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iDeCo
正式名称は「個人型確定拠出年金」です。
年金を個人で積み立てて運用してくださいみたいな感じです。
メリットは掛金が所得控除になるので所得税や住民税が少なくなります。
受け取るときも控除があります。
iDeCoはNISAよりも節税効果が高いです。NISAと併用も可能です。
デメリットは年金なので原則60歳まで引き出せません。
会社員の方は申込書類に会社記入欄があるのでめんどくさいです。
積み立てと言っても投資をするので最悪元本割れの可能性もあります。
2022年の10月から法改正が実施されました。
受取開始時期:60歳~70歳 → 60歳~75歳
加入可能年齢:60歳未満 → 65歳未満
加入要件も緩和されていますが、こちらは会社に訪ねてみたほうが良いでしょう。
申し込みの流れ的には証券会社を選ぶ(私はSBI証券にしました)、書類を取り寄せる、
書類の記入(会社にも書いてもらう)その間何に投資したいか選択する。
米国株式S&P500か全世界株式が人気で過去のリターンも優秀です。
ただ過去の実績なので未来はわかりません。
一般NISA つみたてNISA
一般NISAは2014年から開始され、つみたてNISAは2018年から開始されました。
どちらも運用益(儲けた部分)は非課税となります。
通常、株式などの運用益には20.315%の税金がかかるのでお得です。
●買付け可能額
- 一般NISA:年間120万円
- つみたてNISA:年間40万円
●投資期間
- 一般NISA:5年間
- つみたてNISA:20年間
●投資対象
- 一般NISA:投資信託・ETF・株式と幅広い
- つみたてNISA:金融庁所定の条件を満たした投資信託・ETF
●共通項目
NISA口座が必要(こちらは証券会社のHPから簡単に開けます)
1人につき1口座しか持てない
一般とつみたての併用はできませんが、年ごとの切り替えは可能
iDeCoと違っていつでも引き出せる
このように一般NISAとつみたてNISAでは特性が異なります。
短期で運用したい、投資額に余裕がある、株式で運用したいですと一般NISA
月3.3万円以下で運用したい、20年間放置できるだとつみたてNISA
つみたてNISAにしておいて物足りなければ、来年から一般NISAに切り替えてもOK
結論
iDeCoは60歳以降に使うための制度
NISAは投資で資産運用を促す制度
投資を始めるならNISA枠から使いましょう。余裕があれば老後資金のiDeCoもあり。
2024年から新NISAも始まります。
つみたてNISAはあまり影響ありませんが、一般NISAが新NISAに変わります。
この辺の説明はまだ時間があるので追々していきます。
ジュニアNISAというのもあるのですが、来年で制度は終了してしまうので説明は割愛します。
節税できるものはどんどん節税してお金を貯めていきましょう!