11月15日発表のPPI(生産者物指数)はCPI(消費者物価指数)と同じく市場予想を下回りました。
9月8.4% → 予想8.3% → 10月8.0%
この結果を受けて米国株高、長期金利低下、円高に振れていますが、CPIの時と違って至って冷静な推移というかCPIの反応が異常でしたからね。
CPI・PPI共に下落の基調が見え始めたのでインフレがピークアウトしているのではという見方が増えています。
インフレが落ち着くとここまで急速に利上げを実施してきたFRBも利上げのスピードを落とし、あわよくば来年にも利下げするのではとザワついています。
金利上昇が経済にダメージを与えるので利下げ観測は米株を上昇させる要因にもなります。
さらに、ドル安・円高の方向に進むのですが、依然として日本と米国では金利差はあるのでドル高・円安になりそうなのですが為替は複雑な要因が絡み合うので一概にはいえません。
一か月後にあるFOMCでは0.5%の利上げ予想されていますが、サプライズはあるのでしょうか。