夢の配当金生活 高配当株のすすめ

kanenonaruki

株式投資と言っても様々な目的があります。資産を増やすことに関係するのが「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」です。

キャピタルゲインは購入した株の価値が上昇する事によって得られる利益

インカムゲインは株式を保有している間に受け取る配当金の利益

最近話題になっている高配当株は主に「インカムゲイン」を狙ったものになります。

もちろん株価も上がっていけば尚良いのですが、配当金を目的に購入した株は株価はさほど気にしなくても大丈夫です。むしろ大事なのは安定した配当を受け取れるかです。

配当金で生活できるか?

では、夢の配当金生活ができるのはどのような状態なのか考えてみましょう。

のちに詳しく紹介しますが、配当利回りはザックリ平均5%とします。1億円の投資で500万円の配当金となります。さらに20%税金取られて400万円になります。

1億円持っていれば月収33万円の不労所得が得られます。だた1億円持っている人はそうそう居ません。さらに言えばその1億円をすべて投資できる人も限られた人です。

我々一般市民は高配当株を買ってお小遣いを増やすか、収入の足しにするのが普通です。

高配当株を買って安定した収入を得る

以前の記事で書いたように株はインデックスファンドを長期で保有するのがおすすめです。

高配当株も同様に長期で保有するのが基本です。株価の上がり下がりに目もくれず配当金をもらい続けることが何より大切です。サラリーマンにとって長期間放置できるインデックスファンドと配当金目的で株価の上下は気にしない高配当株は手がかからずうってつけだと思います。

さらにNISA制度を活用すれば配当金の税金もかかりません。

何度も言うように高配当株は配当金が目的なので、安定した配当金を多く貰える会社に投資しなければなりません。

高配当株の選び方

米国高配当ETF(VYM・SPYD・HDV)はおすすめですが、個別株の高配当株は日本の株をおすすめします。米国株より良い点は為替による影響を受けない、税金がややこしくない、企業の情報を得られやすい等があげられます。

配当利回り

配当利回り:1株当たりの配当金を1株当たりの価格で割ったものです。

投資指標

SBI証券のJTの画面の一部です。JTの予想配当利回りは「6.91%」となっています。予想1株配当は「188」となっています。JTは100株単位の売買なので予想配当金は「18800円」となります。

他社と比較する際には配当利回りで横並びさせて比較します。

しかし、プロでもない限りすべての会社を調べている時間はありません。高配当ランキングで検索するといくらでも出てきます。だったら最初から検索して上位を買えばいいのかと言うとそう単純ではないのです。高配当ランキングでは予想配当利回りを上位から表示させただけなので、機械的に数字を扱っているだけにすぎません。それでは他に何か判断する手段はないか?

配当性向

配当性向:純利益の中から、配当金をどのくらい支払っているか。

もう少し深堀りしていきましょう。配当利回りで投資金額に対して効率よく配当金がもらえる会社が分かってきたら、配当性向を見てみましょう。

こちらもJTを参考にしますと配当性向「75.8%」となっています。JTは利益の中から75.8%を配当金として株主に還元しているということです。配当性向100%だとすると今期の利益すべてを株主に還元していることになりますから、もし来期利益が減少したら配当金も減少する可能性があります。逆に配当性向が低い場合は株主に還元する余裕があると考えてよいでしょう。

ちなみに配当性向30%前後が適正らしいです。

増収増益

仮に配当性向が高くても年々儲けが増えていく会社は健全で安心できます。いくら利回りが良くても減収減益を続けていると配当金が減っていくどころか株価も下がってダブルパンチを食らいます。安心して長期で持つなら増収増益している会社から選びましょう。

気になる会社を見つけたら「IR BANK」https://irbank.net/で情報を見てみましょう。

過去の配当金・配当利回り・配当性向・財務などが分かりやすくまとまっています。

健全な会社であれば毎年増益で配当も増配でこれこそ安心して長期で保有できる高配当株です。

買いたい高配当株

資金があればぜひ購入したい株を紹介します。

8058 三菱商事

8593 三菱HCキャピタル

8316 三井住友フィナンシャルグループ

9986 蔵王産業

9433 KDDI

5334 日本特殊陶業

2914 JT

だいぶ厳選してみましたが、全部買うと200万円くらいになってしまします。。。

しかし、年間の配当金は10万円くらいになります。

高配当株もできれば分散投資で異なるセクターを組み合わせると良いです。さらに景気敏感株とそうでない株の組み合わせも意識すると良いでしょう。

銀行に使う予定のない200万円があったら、高配当株に200万円移すだけで配当金10万円です。

気に入った株を見つけたらがっちりホールドして、配当金をもらう楽しみを味わいましょう!